部員のソメダです。
私は大阪万博記念公園で平和のバラ園の剪定ボランティアをしています。
バラの剪定をしていると、日常生活においても役立つ法則に気付きます。

5月はバラの季節です。
色鮮やかな花と豊かな香りは他の花にはない特徴です。
どの花にも、種の時代があり、芽が出て、つぼみになり、花になり、種を落とすまでに季節を越えています。
バラは、お手入れ次第で、秋にも楽しめます。

大きな花を咲かせるために、土から整え、水はけのよい状態を保ち、風が行き渡り、太陽が当たるように、古い葉や枝を落としていきます。
花が咲き終われば、次のつぼみに日当たりを譲るように、お手入れをしていきます。
広い庭園は、コミュニティーガーデナーの仲間と息を合わせて、剪定をします。

バラは、毎年多くの新しい品種が生まれ、香りや色の個性が際立つ名前を付けます。
平和のバラ園で一番人気は、「プリンセス美智子」です。
バラを育てるように、個性を生かし、季節や環境に合わせて、仲間と共に、生命力を信じて、愛情をこめて育てていくのは、どんな場面にも共通する新しい法則です。
春は5~6月、秋は10~11月も楽しめますので、お近くのバラ園を訪ねてみてくださいね。
品種名 プリンセス ミチコ
英名 Princess Michiko
系統 フロリバンダ (Floribunda)
香り 微香
花径 8㎝
花型 中輪・丸弁・半八重咲き
開花習性 四季咲き
樹高 1.2m
樹形 直立性
耐病性 普通
作出年 1966年
作出国 イギリス
作出者 Patrick Dickson(Dickson Nureries Limited社)
備考
プリンセス・ミチコは、8㎝ほどの大きさで、濃いオレンジ色の半八重咲のバラです。
房咲きで、花付き、花持ちともに優れており、寒冷地の方が花色が鮮やかです。
美智子上皇后が皇太子妃時代にイギリスの育種家から送られたバラとして有名です。