卒業式2024

1万6186人が巣立つ

令和5年度卒業式

取り組み・活動

2024年03月25日

令和5年度卒業式

会場は日本武道館、1万6186人が巣立ちました

本日、日本大学及び同短期大学部をご卒業、同大学院を修了された皆様及び保護者の皆様、誠におめでとうございます。日本武道館で挙行されました令和5年度日本大学卒業式の学長式辞と理事長祝辞を掲載いたします。
皆様のますますの御活躍を祈念申し上げます。

式辞を述べる酒井学長

式辞を述べる酒井学長

祝辞を述べる林理事長

祝辞を述べる林理事長

学長賞スポーツ部門の受領者代表・スポーツ科学部の本多灯さん(午前の部)

学長賞スポーツ部門の受領者代表・スポーツ科学部の本多灯さん(午前の部)

令和五年度日本大学卒業式  酒井健夫学長式辞 全文

本日ここに、令和五年度日本大学の卒業式を挙行するに当たり、本学を代表して式辞を申し上げます。

皆さんは本日、日本大学及び同短期大学部を卒業され、また同大学院を修了されます。誠におめでとうございます。

皆さんの在学中は、令和元年から令和五年にかけて世界的に流行した新型コロナウイルス感染症の影響を受け、オンラインによる授業、また制約された条件下での実習や研究活動、さらに課外活動や日常生活に大変苦労をされました。友人と対面で接触する機会が極めて少なく、修学へのモチベーションの維持が難しかったと思います。

しかし、皆さんは、たゆまぬ努力と頑張りによって、所定の課程を卒業、また修了されました。心からお祝い申し上げるとともに、新たな門出に大きな期待を寄せております。

本日の卒業式にオンラインで御参加の御家族の皆様方におかれましては、卒業生の皆さんが晴れの日を迎えられ、感激もひとしおのことと思います。心からお喜び申し上げますとともに、在学中は本学の教育方針を御理解いただき、多くの御支援と御協力を賜りましたことに、厚く御礼申し上げます。

昨年、問題となりました本学の競技部の学生による違法薬物事件、それに伴う対応の不手際につきましては、各方面から御指摘と御批判があり、学生の皆さん、保護者の皆様及び本学の教職員の皆様に、大変な御心配と御迷惑をお掛けいたしました。改めておわび申し上げます。

現在、全学を挙げて再生・復興に向け、コンプライアンス及びガバナンスの徹底を図っており、必ず日本大学は、早期に再生・復興することをお伝えします。

さて、皆さんの記憶に新しいと思いますが、令和六年元日に、能登半島地震が発生しました。被災された方々にお見舞いを申し上げます。被災地の一日も早い復旧・復興を願ってやみません。本学では、早々に在学生及び入学予定者に対して特別措置を講じ、支援を行っております。

皆さんが生まれて以降の過去二十年間を振り返りますと、我が国では、数年おきに大きな地震が発生しています。平成十六年の新潟県中越地震をはじめ、平成十七年の福岡県西方沖、平成十九年の新潟県中越沖と能登半島、平成二十年の岩手・宮城内陸、そして平成二十三年の東日本大震災、その後も平成二十八年の熊本地震、平成三十年の大阪府北部及び北海道胆振東部、令和三年及び令和四年の福島県沖地震が記憶にあります。皆さんが住む我が国は地震が頻発する地域であるため、そのことを意識し、常に危機意識を持ち、危機管理に対して関心を持ってください。

一方、世界に目を向けますと、民族、宗教、文化の違いによる対立、内政に対する批判や反発、天然資源の確保や領有権の主張等によって、各地で紛争や内乱、亀裂が生じています。さらに甚大化する自然災害や地球温暖化、環境汚染や感染症の流行による影響は多大です。国内においても、少子高齢化、介護、ジェンダー不平等、農業従事者の高齢化と耕作放棄地の増大、インフラの老朽化、マイクロプラスチックによる海洋汚染、不登校やいじめ、外国人児童・生徒の未就学、貧困による教育格差等が指摘されています。

このように今日の社会は多くの課題が山積し、しかも多様な考え方や価値観が複雑に絡み合って、解決を一層困難にしています。

そうした中で、「自主創造」を体現し、幅広い教養と「総合知」を持った人材、すなわち日本大学の卒業生が、社会の持続的発展のために必要とされています。皆さんは、本日、日本大学の学び舎を巣立って行かれます。大空に向かって大きく、力強く羽ばたいてください。皆さんが活躍できる場所が必ず待っています。その場所で実力を発揮してください。「自主創造」は、「自ら学び、自ら考え、自ら道をひらいていく」という自律の精神であり、本学の教育理念であります。

皆さんは、自分自身で決めたそれぞれの道に進まれますが、共通して言えることは、本学の卒業生全員がそれぞれ大きく成長できる可能性を秘めているということです。新たに進む社会で、自身の可能性に向けて、何事にも積極的に「自主創造」の精神で取り組んでください。そして、自らの長所や適性を見極め、将来自分はどのような人間になりたいのか、社会の中でどのような役割を果たし、活躍したいのかを真剣に考え、「志」を立ててください。

「志」は自身の心に秘めた目標であり、その「志」を達成するために、今成すべきことを考え、それに全力で取り組んでください。御家族や友人、上司や同僚の意見を聴くことも必要です。判断力と倫理観を身に付け、社会人としての自覚を持ってください。そうする中で、やがて周囲からも認められ、協力が得られ、「志」は実現し、充実した人生を送れると確信しています。

本日、卒業される皆さんに、また修了される皆さんに、私の気持ちをお贈りします。皆さん、今日からは後ろを振り向かないで、前を見つめて歩いてください。

皆さんの歩む道は、たくさんあります。もし今の道と別の道を歩みたかったら、別の道を選んでみても良いでしょう。人にはそれぞれの道があります。他人と比べないで、自分に合った道を歩けば良いのです。自分の知識、技術、特技、可能性を信じ、自身のペースで歩いてください。苦労があれば苦労し、迷いがあれば迷い、休みたければ休み、でも前を見つめて歩いてください。必ず自身が納得できる道に、人生に出会います。後ろを振り向かないで、前を見つめて歩んでください。この言葉は、皆さんとの別れに際し、私の気持ちです。 

最後になりますが、学祖山田顕義先生が創立された日本大学の前身である日本法律学校は、明治二十二年、我が国を取り巻く環境が厳しい時代、将来を担う人材を育成することを目指して創立されました。本学は、現在創立百三十四年目を迎えています。本学の創立時代と同様に、厳しい今日の社会環境の中で、皆さんは高い志を持ち、本学で体現した「自主創造」を誇りとし、自信を持って選んだ道を歩み、大いに活躍され、社会の発展に貢献してください。

日本大学は卒業後も、修了後も、皆さんを応援して参ります。これからの皆さんの御活躍と御発展を期待して、令和五年度日本大学卒業式の式辞といたします。

令和六年三月二十五日

日本大学学長
日本大学短期大学部学長
酒井 健夫

Copilot要約

この文章は、令和五年度日本大学の卒業式で、学長の酒井健夫氏が述べた式辞です。以下にその主な内容を要約します。

  1. 学長は、新型コロナウイルス感染症の影響下で学び、卒業または修了した学生たちを祝福し、その努力と頑張りを称えています。
  2. 学長はまた、オンラインで卒業式に参加した家族に感謝の意を表しています。
  3. 学長は、昨年発生した本学の競技部の学生による違法薬物事件とそれに伴う対応の不手際について謝罪し、全学を挙げて再生・復興に向けた取り組みを紹介しています。
  4. 学長は、地震が頻発する日本で生活する学生たちに対し、危機意識を持つことの重要性を説いています。
  5. 学長は、社会の多様な問題に対処するために、「自主創造」を体現し、「総合知」を持った人材、すなわち日本大学の卒業生が必要とされていることを強調しています。
  6. 学長は、学生たちに対し、自分自身の道を選び、自分自身の可能性に向けて積極的に取り組むように励ましています。
  7. 最後に、学長は、日本大学が卒業後も修了後も学生たちを応援し続けることを約束し、これからの学生たちの活躍と発展を期待して、式辞を締めくくっています。

以上が、酒井健夫学長の式辞の主な内容です。この文章は、学生たちへの励ましと期待、そして日本大学の教育理念とその取り組みを示しています。また、社会の課題とそれに対する日本大学の役割についても触れています。この式辞は、新たな人生の門出を迎える学生たちに対するメッセージであり、彼らがこれからどのように進んでいくべきかについての指針を示しています。そして、それは同時に、日本大学が学生たちをこれからも支え続けるという約束でもあります。このように、この式辞は、卒業生たちに対する祝福と励まし、そして日本大学の教育理念とその取り組みを伝えるものとなっています。

令和五年度日本大学卒業式  林真理子理事長祝辞 全文

本日卒業を迎えた皆さん、そして御両親並びに保護者の皆様、本日は誠におめでとうございます。

学校法人日本大学理事長として祝辞を述べさせていただく前に、まず皆さんにおわびしなくてはなりません。

昨年からの本学の不祥事は、大きく世間を騒がすこととなりました。毎日のように繰り返される報道に、さぞかし皆さん方は不安と怒りを抱いたことでしょう。

これについては、ただただおわびをするばかりです。今、日本大学は再生に向けて大きく変わろうとしています。 

これから皆さんには、卒業生として本学を見守っていただくことになりますが、

「日本大学、よくやったな」

と褒めていただける日が来ることを信じています。

またこの不祥事だけでなく、皆さん方の四年間は決して楽しいことばかりとは言えなかったと思います。

長引くパンデミックによって、入学式が中止となった方も多くいるはずです。そして次の年には、元理事長らが逮捕されることとなりました。世界に目を向ければ、ウクライナやガザで逃げ惑う人たちを見て、皆さんの胸はさぞ痛んだことでしょう。

二〇二二年に理事長をお引き受けした時、私は大きな意欲に燃えておりました。学生の皆さんが誇りを持ち、日本大学に来てよかった、と言える大学をつくることを目指したのです。

昨年来いろいろなことがありましたが、私はその夢を諦めてはいません。一日も早く日本大学の名誉を挽回させるべく、学長、学部長、教員、職員たちと力を合わせて改革に励んでいます。

さて、これから社会に出る皆さんに、このようなことを言うのは気が引けるのですが、申し上げたいことがあります。それは、世の中は理不尽なことが多々あるということです。社会の理不尽は、皆さんが学生時代に経験した理不尽とはまるで違います。

しかし自分の不遇さを嘆き、世の中や人を恨むばかりでは何も始まりません。立ち向かう、と言っても、若いあなたたちにはまだ気力も、知恵も不足しているはずです。

理不尽にはいっとき耐えてください。そしてその間に力を蓄えるのです。

『声に出して読みたい日本語』をお書きになった、教育学者の斎藤孝先生は、

「心と精神とは違うものである」

とおっしゃっています。

心とは喜怒哀楽があって、日々移り変わるものですが、精神は安定があるもの。それは、重厚な読書によって培われると説いています。

私も、理不尽に耐えるものは、精神と考えています。その精神をつくり上げるために、芸術というものは存在しているのです。芸術という言葉が堅苦しければ、様々な美しいものと思ってください。

これからあなたたちは、たくさんの素晴らしいものに出会うはずです。アート、音楽、本、自然、新しい友人たち。それらを迎え入れる感受性を、皆さんは日本大学で学んできたと信じています。いい出会いは、生きる喜びや充実感を与えてくれます。どうかそれを楯にして、世の中の理不尽と戦ってください。

日本大学にも、これからいろいろなことがあると思いますが、私たちを奮い立たせるのは、今日の皆さんの笑顔です。私たちは今日ここで皆さんに、日本大学再生を誓いたいと思います。

皆さん、どうかいい人生を送ってください。幸せに生きてください。私は心から祈っています。

本日はおめでとうございました。

令和六年三月二十五日

学校法人日本大学理事長
林 真理子    

Copilot要約

この文章は、令和五年度日本大学の卒業式で、理事長の林真理子氏が述べた祝辞です。以下にその主な内容を要約します。

  1. 林理事長は、卒業を迎えた学生たちとその家族を祝福し、おめでとうと述べています。
  2. 昨年からの日本大学の不祥事について謝罪し、現在日本大学が再生に向けて大きく変わろうとしていることを述べています。
  3. 学生たちの四年間が必ずしも楽しいものだけではなかったことを認識し、パンデミックや元理事長らの逮捕、世界の問題について触れています。
  4. 林理事長は、自身が理事長を引き受けた時の意欲と、日本大学の名誉を挽回するための改革について述べています。
  5. 社会に出る学生たちに対し、世の中には理不尽なことが多いと説明し、それに耐える精神を育てることの重要性を強調しています。
  6. 林理事長は、芸術や美しいものが人々の精神を育てる存在であると述べ、学生たちがこれから出会う素晴らしいものを楽しみにしていることを伝えています。
  7. 最後に、林理事長は、学生たちが幸せに生きることを心から祈り、おめでとうと述べて祝辞を締めくくっています。

以上が、林真理子理事長の祝辞の主な内容です。この祝辞は、卒業生たちに対する祝福と励まし、そして日本大学の教育理念とその取り組みを伝えるものとなっています。また、社会の課題とそれに対する日本大学の役割についても触れています。この祝辞は、新たな人生の門出を迎える学生たちに対するメッセージであり、彼らがこれからどのように進んでいくべきかについての指針を示しています。そして、それは同時に、日本大学が学生たちをこれからも支え続けるという約束でもあります。このように、この祝辞は、卒業生たちに対する祝福と励まし、そして日本大学の教育理念とその取り組みを伝えるものとなっています。

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