ワイドナショー卒業の松本人志、ネットニュースに苦言「ストレスをためる番組になってきてしまった」
2023/03/19 10:51
お笑いコンビ、ダウンタウンの松本人志(59)が19日、フジテレビ系「ワイドナショー」(日曜前10・0)に出演し、9年半にわたって出演した同番組を卒業した。

松本人志© サンケイスポーツ
番組終盤には出演者とともに9年半を振り返り、最後には卒業に対しての思いを語った。「最初は本当に楽しかったんですよ、ワイドナショー。今も好きですけど。最初は自分の中でストレス発散になる番組だったんですけどね、なんかだんだん色々、ストレスをためる番組になってきてしまったのは否めなくて」と番組を続けていく中での心境の変化を明かした。〝キリトリ記事禁止〟の表示を指して「こういった問題もたくさんありますからね。もう一時は日曜日が憂鬱で、ネットニュースが全部松本松本で、俺の顔がトイレットペーパーの柄みたいに。また内容がちょっとそういうことじゃないからなとか、そこで終わるのかいとか、そういう書き方するとむしろ逆に伝わるぞとか、番組の記事や見出しだけを見た人が傷つくようなことを書かれて、それで大分疲れて疲弊していったことは間違いないですね。それでネットニュースが何とかなればね、また戻ってきたいものはありますが、なくなることはないからね」と複雑な心境を語った。
また、同じ時間帯で放送されているライバル番組のTBS系「サンデージャポン」(日曜前9・54)と比較されることについて「ずっと裏のサンジャポに視聴率で負けているといわれてきて、ずっとニュースにされてきたけど逆だからね。サンジャポをやっている皆さんごめんなさい。コア視聴率でずっとうちがダブルスコアで勝ってきたのに、サンジャポに負けているって言われて、ひどいニュースでは松本は視聴率で一回もサンジャポに勝てないまま卒業していくと。もうめちゃくちゃやわ。おっさん泣きそうやわ。それは本当にないし、俺はいいけど出演者のみなさんとかスタッフは言ってあげないと悔しいやろなと。代表して最後に言っておきたいなと。コア視聴率で頑張っています。この番組は素晴らしい番組だと思うので。ネットニュースの人、視聴率のことを書くなら今一番重要なコア視聴率を勉強してもらいたい」と苦言を呈した。一方で「ただサンジャポのみなさん、来週からはぼろ勝ちすると思う。僕が抜けたワイドナショーは屁みたいな番組だと思う」と松本節で番組を締めた。
松本人志「ワイドナショー」卒業理由を自身で説明 お笑い界の盟主としての「使命感」
2023/3/18 11:00
ダウンタウンの松本人志の「引退説」が一部のメディアでささやかれている。その発端となったのは、2月24日放送の『人志松本の酒のツマミになる話』(フジテレビ)で、松本が自身の引退時期について「早ければ2年、遅くても5年」と明言したことだ。

3月をもって『ワイドナショー』を卒業する松本人志© AERA dot. 提供
さらに、松本がこの3月をもって『ワイドナショー』(フジテレビ)を降板すると発表されたことで、5年以内の引退に信憑性が出てきたと考えられているようだ。3月19日放送の『ワイドナショー』では、番組卒業の理由について松本自身が説明をすることになっているという。
長年ダウンタウンを見てきた立場からすると、松本の引退説と言われても「またか」以外の感想がない。松本が近いうちに引退するのではないか、というような話はこれまで何度となく噂されてきたことであり、もはや目新しい話題ではない。
上記の番組以外でも、松本はたびたび引退について語っている。そして、若い頃から一貫して「芸能界には何の未練もない」「いつ引退してもいいと思っている」というような主張をしている。言っている内容がずっと変わっていないのだから、恐らくそれが本心なのだろう。
ダウンタウンがテレビに出始めたとき、彼らがとにかくいつもだるそうにしているのが印象的だった。テレビというのはキラキラしたスポットライトを浴びる夢の舞台であるはずなのに、ダウンタウンの2人(特に松本)はいつも気だるそうにカメラの前に立っていた。
当時はそれが格好良く見えた部分もあったのだが、今にして思えば、松本は単に本当にだるかっただけなのではないか。そして、現在に至るまでそう感じ続けているのではないか。
松本にはもともと「芸能界でのし上がりたい」「天下を取りたい」といった野望はなかった。初期のダウンタウンは大阪を拠点に活動しており、若手時代の松本はその状況に満足していた。東京進出は会社の意向でやむなくすることになってしまっただけであり、彼自身は全く乗り気ではなかった。
松本は初めから自分の笑いに揺るぎない自信を持っていた。だからこそ、それがなかなか世間に理解されないことに苛立っていた。でも、笑いという営みは笑わせる相手がいて初めて完結する。見る人を置き去りにするわけにはいかない。松本は大衆に向き合い、地道な笑いの啓蒙活動を続けていった。
その成果は確実にあった。松本の笑いは多くの人に愛され、熱烈なファンを獲得した。芸能界における芸人の地位も上がり、お笑い業界はかつてない盛り上がりを見せている。そのすべてが松本によるものかどうかはわからないが、最大の功労者のうちの1人であることは間違いない。
今年還暦を迎える松本が、引退を現実的な問題として考えているのは不思議なことではない。しかし、当然ながら今日明日にすぐ辞めるというわけにはいかないだろうし、辞めるつもりもないだろう。4月には新番組『まつもtoなかい』(フジテレビ)も始まる。
『M-1グランプリ』『キングオブコント』の審査員、『人志松本のすべらない話』のディーラー、『IPPONグランプリ』のチェアマンなど、今の松本には笑いの権威としての役割を担う仕事が多い。さらに言えば、闇営業騒動のときに自ら事態収拾に動くなど、何かにつけてお笑い界全体のことを考えて行動しているようにも見える。
「急に辞められても困るやろなと思うし、ずっとおられても困るんやなと思いながら、そんな感じで日々、一日一日過ぎていってるけどね。」(『SWITCH』VOL.41 NO.2/スイッチ・パブリッシング)
最近のインタビューでは、自身の進退についてそのように語っていた。今の松本を突き動かしているのは、お笑い界の盟主としての純粋な「使命感」のようなものなのだろう。(お笑い評論家・ラリー遠田)
松本人志が『ワイドナショー』降板説明へ “不倫疑惑”にダンマリの浜田雅功との対照的な“語る”姿勢に注目
SmartFLASH によるストーリー • 2023/03/15 19:50
ダウンタウンの松本人志が、3月19日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ系)に出演するという。15日、「東スポWEB」が報じている。松本は、かねてより同番組からの“卒業”が報じられていた。

松本人志が『ワイドナショー』降板説明へ “不倫疑惑”にダンマリの浜田雅功との対照的な“語る”姿勢に注目© SmartFLASH
記事によれば、同日放送回では、本人から3月いっぱいで同番組を卒業することを説明予定で、吉本興業の後輩芸人やフジの女子アナらが勢ぞろいするという。
同番組は、「ふだんスクープされる側の芸能人が、個人の見解を話しに集まるワイドショー番組」というコンセプトで、人気を博してきた。
とくに松本のコメントは注目を集め、インパクトの強い発言を見出しにした記事が、毎週のように放送中からネットニュースとして配信されてきた。
しかし、そうしたメディアの報道を「キリトリ」と呼び、松本は苦言を呈していた。2022年4月からは隔週出演となり、7月の出演時には「キリトリ記事禁止」と手書きしたプレートを机に置いたことも。また、自身のTwitterでも11月に《やっぱキリトリ記事って無くならないのね。。。そろそろか》という、降板の“匂わせ”投稿もしたほどだ。
「ただ、松本さんの“キリトリ批判”には。《ワイドナショーが切り取る側じゃん》といった疑問の声も投げかけられていました。また松本さんは、盟友・中居正広さんとの新番組『まつもtoなかい』に本腰を入れたい、という気持ちもあるようです。
卒業の第一報が報じられてから、ついに本人が口を開くわけですが、どのようなことが語られるかに注目が集まっています」(芸能記者)
“説明”の場を設けた松本と対照的なのは、相方の浜田雅功だ。2月16日、24歳の美人エステティシャン・Aさんとの“パパ活不倫”が「FRIDAY」に報じられた浜田。記事によると、大阪在住のAさんは、2018年から2019年に、浜田と梅田で複数回、密会したと証言。飲み友達だった元芸人から「奥さんそういうの大丈夫な人だから」と浜田を紹介され、高級ホテルのスイートルームで関係を持つようになったという。
初めて会った日、Aさんが浜田の好物であるフレンチクルーラーを持っていったところ「こんなことしてもらったんはじめてや」と、泣き出したとも伝えられた。2人の関係性は“パパ活”だったといい、Aさんは「4回くらい会って、合計で30万円ほどもらいました」とも明かしている。
報道には大きな反響が寄せられたが、本人がこの件について、番組で口を開くことはなかった。しかし、報道について最初に口火を切ったのは、やはり松本だった。3月5日に放送された『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』(日本テレビ系)では、不倫報道いじりをついに解禁。
この日は、2月22日に急逝した笑福亭笑瓶さんの名場面集が放送されていた。松本から「浜田さんは違う番組でも2人でやってたでしょ。つながりがだいぶ深かったんじゃないですか」と振られると、浜田は「そうやったんですけどね」と、あっさり返答。松本が「泣けよ!」とツッコんだうえで、スタッフに「フレンチクルーラー持ってこい!」とリクエストした。
浜田は苦笑いしながら「俺はあれは好きじゃないよ……」と、ぼそっとつぶやいた。松本が「あれあったら泣くんかな、と思って」ととぼけ顔をすると、「出してくれ! 泣くかどうか」と、キレ気味に返答している。
加えて、浜田の妻・小川菜摘も今回の不倫報道にはいっさい言及せず、SNSでは愛犬の写真や舞台情報を更新するばかり。不気味な沈黙を続けている。
「語る松本」と「黙る浜田」。松本の浜田への“いじり”は、まだ続くのだろうか……。
ダウンタウン松本人志 『ワイドナショー』降板で囁かれる「近い将来の引退説」
NEWSポストセブン によるストーリー • 2023/03/12 8:02
ダウンタウンの松本人志(59)が、3月末をもって『ワイドナショー』(フジテレビ系)から降板することが3月6日、正式に発表された。これを受けてネット上では、「やはり引退が近いのか」と危惧する声が上がっている。
引退が近づいているのか© NEWSポストセブン 提供

というのも、2月24日に放送された『人志松本の酒のツマミになる話』で、松本が自ら引き際について語ったばかりだったからだ。「どこかで僕も幕を引かなきゃいけないので。多分、自分で辞めると思うんです。そこまで遠い世界の話でもないんで……」「早ければもう2年や。遅くても5年かな」と心情を吐露していた。芸能評論家の三杉武氏はこう言う。
「松本は4月から芸能界一の親友ともいえる中居正広と新番組『まつもtoなかい』(フジテレビ系)をスタートさせますが、『ワイドナショーを辞めてまでの意気込みで臨む』と宣言しました。自身のキャリアの総括のひとつとして新番組を捉えていることが分かります。
松本さんの最近の仕事ぶりを見ていると、やり残したことをひとつひとつこなしているように見えます。長年共演NGと噂された爆笑問題との共演や、昨年4月の吉本興業創業110周年特別公演でダウンタウンとして約30年ぶりに漫才を披露したのも、その一環といえるでしょう」
相方の浜田雅功は、かつてダウンタウンの最後について、番組で共演した志村けん(故人)にこう語っていた。
「ダウンタウンで最後どうすんねんっていうのは“花月で漫才しよ”って言うてるんですよ。そこは決まってるんです。最後の最後は花月なんですよ。ダウンタウンとしてはね」
その発言を記憶していたファンからは、まさにその花月(なんばグランド花月)でダウンタウンが漫才をしたことについても、「いよいよ解散が近づいているのか」と危惧する声が上がっていた。三杉氏は、引退をほのめかした松本の胸中をこう推測する。
「引退発言については、尊敬する島田紳助さんや上岡龍太郎さんの引き際の影響を受けているのは間違いない。連綿と地位にしがみつくことなく、自分自身で一線を引き、スパっと辞める。そんなリタイアの仕方をイメージしているのでは」
一つの時代が終わろうとしているのか。
※週刊ポスト2023年3月24日号