Webサイトの種類
Webサイトは制作目的によって9種類に分類されます。
この記事では、目的によってどんな種類があるのか、それぞれの特徴、目的、掲載する内容、ポイントによって解説していきます。
これは、作成しているサイトの種類、作成方法などを知るのに役立ちます。
ウェブサイトの種類は目的によって分類されます
Webサイトを作成する目的は、集客、採用、社内販売、PRなど、さまざまです。目的に応じてウェブサイトの種類を選ぶと効果的です。次に、ウェブサイトの特徴や目的、掲載する内容、制作のポイントについて解説します。
1.オウンドメディア
①オウンドメディアとは
オウンドメディアは、企業が運営するメディアサイトです。従来は広告費を支払ったり、他社への取材を依頼されたりしていましたが、自社メディアがあれば広告費をかけずに自社のPR活動を行うことができます。
②オウンドメディアの目的
オウンドメディアは企業にとってアピールするため、企業の認知度を高め、集客し、売上を伸ばすことを目的として制作している。自社へのファン形成にも繋がるので、ブランディングの一環として作るのもおすすめです。
③オウンドメディアに掲載するコンテンツ
オウンドメディアは、メディアとして、読者が望むコンテンツを公開します。会社を宣伝する場合でも、読者の懸念を解決する製品や記事に関する有用な情報を作成してください。そこから、製品やサービスにアピールするコンテンツを含めることもでき、それが売上につながります。
④オウンドメディアを制作する際のポイント
オウンドメディアは効果を発揮するのに時間がかかるので、短期的ではなく中長期的な戦略を立てましょう。読者の視点から見ると、読者がコンテンツとして求める情報を投稿するためには、どのようなオーディエンスをターゲットにするかが重要です。
2.ECサイト
①ECサイトとは
ECはElectronic Commerce(電子商取引)の頭文字をとったものです。eコマースサイトは、インターネット上で商品を販売するためのサイトであり、オンラインショップやオンラインショッピングを提供するために使用されます。
②ECサイトの目的
ECサイトの目的は商品の販売です。インターネットで商品を販売したい場合は、eコマースサイトを構築します。すべてを自社で行う場合は自社サイトを作成しますが、ショッピングサイトで出店する方法もあります。
③ECサイトに掲載するコンテンツ
ECサイトにもSEO対策のためにコンテンツを投稿するパターンがあります。ただし、基本的には商品ページ、カテゴリページ、運営者情報、特定商取引法に基づく表記、ショッピングカード機能、プライバシーポリシーなどを備えていれば可能です。
④ECサイトを制作する際のポイント
ECサイトは商品を売ることで売上を伸ばすことが目的なので、制作の初期コストを抑える工夫をしていきます。また、ユーザーが退会するのを防ぐために、会員登録や購入までの商品ページがスムーズに行えるように導線を設計しましょう。
3.コーポレートサイト
①コーポレートサイトとは
コーポレートウェブサイトは、企業の公式ウェブサイトです。インターネットに投稿された企業パンフレットのようなものです。会社に関する様々な情報を掲載していきます。
②コーポレートサイトの目的
コーポレートサイトを作成する目的は、会社やブランディングなどを紹介することです。ユーザーが会社を検索するとき、多くの場合、最初にインターネットを検索し、企業サイトを探します。その時に必要な情報を提供するために作成しましょう。
③コーポレートサイトに掲載するコンテンツ
会社に関する情報や提供する製品やサービスの詳細などのコンテンツは必須です。また、ホワイトペーパー、お問い合わせ、過去の実績などをダウンロードするページをコンテンツとすることもできます。
④コーポレートサイトを制作する際のポイント
コーポレートサイトとは、企業の顔とも言えるサイトです。したがって、デザインが会社の雰囲気に合っていることを確認してください。貧弱な企業のウェブサイトは、顧客やビジネスパートナーを不安にさせるかもしれません。
4.ランディングページ(LP)
①ランディングページ(LP)とは
ランディング ページは、ユーザーがサイトで最初にアクセスするページです。ただし、一般に単独の商品やサービス販売目的の1ページにすべての情報を含む長い垂直ページ(ふんどし)をランディングページと呼ぶことがよくあります。
②ランディングページの目的
ランディングページは商品やサービスの販売に使用されます。1ページだけの長いページなので、ユーザーがスクロールして最終的に商品やサービス購入を決断するように、商品やサービスの魅力を感じてもらうことが目的です。
③ランディングページに掲載するコンテンツ
ランディングページには、アピール、効果、効果の根拠、経験、購入方法、販売ページ、よくある質問などを掲載します。これらのコンテンツを別々のページとして作成するのではなく、すべて1ページに掲載するのが特徴です。
④ランディングページを制作する際のポイント
ランディングページは1つのページで競合するため、正確にターゲティングすることが重要です。彼らが持っている年齢層、性別、および心配のターゲットペルソナを設定します。キャッチーなフレーズで目を引くことも重要です。
5.リクルート(採用)サイト
①リクルート(採用)サイトとは
採用サイトは、求職者に企業や採用に関する情報を提供します。企業の情報もコーポレートサイトに掲載されていますが、採用サイトには別途、求職者が求める企業情報が掲載されています。
②リクルートサイトの目的
採用サイトは、求職者への情報提供や、企業に合った人材の募集を目的としています。採用サイトで会社の理念や特徴を紹介することで、共感できる人材を集めることができるでしょう。
③リクルートサイトに掲載するコンテンツ
採用サイトでは、求人情報(職種、特性、賃金など)、ジョブスケジュール、採用に関するイベントのお知らせ、求職者向けの会社情報を掲載しています。求職者の立場になって、安心して応募できるコンテンツを作成してください。
④リクルートサイトを制作する際のポイント
採用サイトには、求職者が必要とするすべての情報が含まれていることを確認してください。最終的な目標は、優秀な人材を引き付けることです。多くの人が応募できるように応募までの経路を整え、応募を促すことが有効です。
6.ポータルサイト
①ポータルサイトとは
ポータルは入り口を意味します。そこから、ユーザーがインターネットを利用する際に最初に訪れるサイトをポータルサイトと呼ぶようになりました。ブラウザやインターネット辞書、ニュースサイトなど巨大な規模のサイトを指します。
②ポータルサイトの目的
ポータルサイトはユーザーと対話する最初のステップであるため、集客と認知度を高めるために作成されます。自社に興味のないユーザーを自社に誘導したい場合には、ポータルサイトが有効です。
③ポータルサイトに掲載するコンテンツ
ポータルサイトは大規模なサイトなので、ニュースやお役立ち情報など幅広いコンテンツを掲載します。商品や企業を紹介するページはもちろん、自社にまつわる薄いコンテンツを投稿することもおすすめです。そうすることで、自社に興味のない人とつながることができます。
④ポータルサイトを制作する際のポイント
集客に効果的なポータルサイトを作るためには、サイトの規模を大きくする必要があります。しかし、サイトを成長させるために時間や労力、お金をかけても、すでに協力したい競合サイトがあれば効果がないかもしれません。
7.プロモーションサイト
①プロモーションサイトとは
プロモーションは、ユーザーが製品やサービスを購入するように動機付けるために行うマーケティング活動の1つです。プロモーションサイトでは、商品を紹介し、その魅力や利用効果をアピールしています。
②プロモーションサイトの目的
プロモーションサイトは、あなたの製品やサービスがどれほど優れているかをユーザーに知らせるために設立されました。その一環として、プロモーションサイトを使用してイベントやキャンペーンを発表することもあります。
③プロモーションサイトに掲載するコンテンツ
プロモーションサイトは、製品に関する詳細情報を掲載しています。画像を添付し、製品の機能と利点、および使用時に得られる利点に関する詳細な説明コンテンツを投稿します。また、商品購入を促すキャンペーンの場としても活用できます。
④プロモーションサイトを制作する際のポイント
プロモーションサイトでは、製品やサービスのメリットを十分に紹介してください。多くの人の注目を集めるためには、インパクトのある画像やキャッチコピーを押し出すことも重要です。
8.サービスサイト
①サービスサイトとは
企業内のすべての情報を提供するのではなく、特定の製品またはサービス専用に作成されたサイトは、サービス サイトと呼ばれます。商品紹介なのでプロモーションサイトやランディングページに似ていますが、特定の商品を扱う部分が異なり、複数ページにまたがっています。
②サービスサイトの目的
サービス サイトは、ユーザーが特定の製品やサービスについて詳しく知ることができるようにするために使用されます。ほとんどの場合、彼らはもともと自社の製品、サービス、および関連業界に興味を持っており、潜在的および明らかな顧客をターゲットにしています。
③サービスサイトに掲載するコンテンツ
サービスサイトの目的は商品を深く掘り下げることなので、商品紹介ページは必須です。画像や価格を詳しく紹介しましょう。また、お問い合わせページや購入ページを追加すると、興味のあるユーザーがそのまま購入することができます。
④サービスサイトを制作する際のポイント
多くの場合、サービスサイトの目的は購入や問い合わせを行うことであるため、競合他社との差別化が重要です。実績例やお客様の感想を掲載しておけば、ユーザーにとって有益な情報になります。
9.ブランドサイト
①ブランドサイトとは
ブランドサイトとは、商品やサービス、会社自体の魅力をまとめたサイトです。テレビやインターネットの広告では伝えきれない魅力や世界観をユーザーにアピールする場となるでしょう。主力商品ごとに1つのブランドサイトを作成することも珍しくありません。
②ブランドサイトの目的
ブランドサイトの主な目的は、承認、サービス、および企業ブランディングです。また、認知度、信頼性、競争上の優位性を高め、購入を促進するためにも使用されます。これは、主に導入目的で導入されるサービスサイトやコーポレートサイトとは異なります。
③ブランドサイトに掲載するコンテンツ
ブランド力を形成するための製品、サービス、企業目的、理念などの情報を掲載します。商品の詳細だけでなく、社会にどのような利益をもたらすかや、ユーザーの感情に訴えかけるコンテンツを投稿します。
④ブランドサイトを制作する際のポイント
ユーザーの感情をかき立て、会社や商品に好印象を与えるサイトを作ることがポイントです。しかし、メリットを漠然とアピールするのではなく、客観的な証拠を示して説得力を出すようにします。